bBLOG

2016.11.07.Mon

志を同じくするということ

 

NOT WONK – Laughing Nerds And A Wallflower (ALBUM ver)


最近は、ずっとNOT WONK。

NOT WONKには、僕が若さが正しさだと思っている理由のすべてがあって、すごくかっこよくてもう参ってしまう。

僕は別段音楽に詳しいわけでもないし、新たなバンドを常に見つけようと努力していることもない。

「アンテナを張る」という言葉をもって、人の興味を推し量ることが昔からよくあるけれど、僕にはこのアンテナを張るという行為がいまいち具体的にどうするといいのかがわからなくて、なんとなくだけどそれは興味がないかもしれないものに対してもとりあえず行動してみるということと近いイメージで、僕はあまりその行為を楽しいと感じない。

 

だからNOT WONKの過去のことや歩んできて道筋や功績などはまだこれから入ってくる情報になるのだけれど、とにかくこの曲がかっこよすぎてこの曲が入っているアルバムを渋谷のタワーレコードで買って帰ってきて、それはもう毎日聞いています。

僕がNOT WONKを知ったのは、渋谷のユーロスペースでやっていた「モッシュピット」という映画を見に行ったことにさかのぼります。

 

「モッシュピット」はHave a nice day!というバンドが恵比寿リキッドルームでの巨大ライブイベントを企画し達成されるまでの軌跡を描いたドキュメンタリー映画です。

そしてこのモッシュピットを見に行ったのは、僕が以前に見た「劇場版テレクラキャノンボール」という映画を見てとても感動してしまったことがあります。「劇場版テレクラキャノンボール」を作ったのはHMJMという制作会社で、そのHMJMが作った新しい映画が「モッシュピット」でした。

 

「モッシュピット」が公開されていたのは渋谷のユーロスペースという映画館でした。

ユーロスペースが入っている建物は一つの会社が運営していて、建物内に映画館や劇場など様々なものが入っています。

ユーロスペースは4階で、僕は当時2回のユーロライブという劇場で公演を打つ仕事が多かったので、ポスターだったりも見かけていたのでもともとこの映画の存在は認識していたのだけれど、この映画がHMJMの制作だということをあとから知り、見に行くことにしました。好きなものや興味のあるものはやはり自然と集まってくるものだなぁと改めて感じたりしたことも思い出します。

 

「モッシュピット」についての感想はもうネット上で語りつくされていて僕なんかが語っても陳腐で浅くなってしまうのがわかりきっていて苦しい。けど書きます。

本当にかっこよくて切ないすごい映画だった!めちゃくちゃ面白かった!

「モッシュピット」ははHave a Nice day!というバンドを主人公に置きながら、同イベントに出演する、Have a nice dayに関連の深い「Nature Danger Gang」と「おやすみホログラム」という3バンドのストーリーが同時に展開していく映画で、各バンドのメンバーが自分のバンド活動における葛藤や悩み、希望や求めているものがカメラマンとのインタビューで明らかになっていきます。 それぞれのファンの人たちのインタビューもあり、リキッドルームで行われるそのライブが誰にとっても特別で、誰にとっても必要なものであることが分かっていきます。

後半の40分は爆音のライブシーンで構成されていて、その迫力は過去に見たどんなバンドのライブ映像よりも鮮烈で身近で見ているだけで息が苦しくなりながらも心臓を感動でわしづかみにされているような感覚になるとてつもない映画でした。

 

僕が映画を見終わったときに最初に感じたのは「強烈な疎外感」でした。

映画で描かれていたライブ、出ているバンド、どれも強烈でものすごい景色でした。痛烈な感動と迫力と、バンドのかっこよさに心を打たれました。

でも僕は3バンドのことを知らなかったし、こんなすごいイベントが恵比寿で行われていたということも知らなかった。 映画の中で行われていることはすべて、映画の中に当事者としていた人たちのための記録だと感じました。

今更3バンドを知った僕がどれだけかっこいい、素晴らしかったといったところでもうこの日のことを僕が知ることはできないし、この日に至るまでの3組の動向や軌跡も同じ感覚でおったり共有することはできないのだという強烈な疎外感と寂しさを感じました。

いいなぁ、、、と思いました。

だから見終わってしばらくはへこんでいたんだけど、それでもせっかく知れたバンドのことは好きになったし応援してみたいと思ってのでみんなのCDを買ったりライブを見に行ったりツイッターで動向を追ってみたりと、普通のファンになっていきました。CDでも本当にかっこいいからこれはみんなもぜひ聞いてほしいと思います。

映画は評価を受けて、ライブシーンを大幅に追加し再編集した「モッシュピット ライブバージョン」というのが数か月後に発表されて、そちらも僕は東中野の映画館に見に行きました。

そして東中野で映画を見ている間に、僕の担当芸人がネイチャーも出演するイベントにオファーが来て出演が決まるということもあり、数奇なもんだなぁと思いました。

そして先日担当芸人と一緒に武蔵野美術大学の学園祭の現場でネイチャーのライブを見てきました。とてもかっこよかったです。本当に好きな人に比べたら僕なんかの好きはとても届かないかもしれないけれどこれからも僕なりに好きでいたいと思います。

ネイチャーで一番好きになったのは「BIG BOOTY BITCH 」という曲でこの動画の4:48からの入り方が一番かっこいいです。

 

NOT WONKもそんな流れで知ったバンドです。

Have a nice day!の活動もツイッターとかで見ていたのだけれど、そのなかに2マンライブの対バン相手として記載されていたのがNOT WONKでした。

さっそくyoutubeで曲とライブ映像を見てみようと思ってみたのが、冒頭の曲でした。

NOT WONKは、すごいかっこいい。

まずはライブ映像を見て

かっこよくってこの1曲目のやっている曲はなんだろうと調べたらブログ冒頭の曲でした。

調べたらもう何枚もアルバムを出しているようなバンドなのだけれど、北海道出身でメンバーも20歳くらいでみんな若く。

僕がもう32歳だからなのかもしれないけれど、その曲や表現には「若さ」ゆえに作られたものが多くあるように感じるし、でもそれは自覚して作り出しているものではなく、僕が勝手に感じ取っているものです。

彼らからしたらたぶん「自分たちにとって必要なこと」を体現しているだけなのだろうけれど、僕からしてみたらそのまぶしさとかっこよさはもう素晴らしく輝いて感じてしまう。

 

僕はもう「若いのにすげぇなぁ」とかそんなところはもう通り越しちゃって「尊敬」しちゃって好きになっちゃってる。

彼らが何を好んで何に憤るのか、そのすべてに興味がわいちゃってる。その姿を見たいと思ってしまっている。

すげえな! 地元が北海道みたいでたまに東京に出てきたりしてくれるみたいだけれど、その時は僕も見に行きたい。

 

 

NOT WONKに対して特に強く思うけれど、Have a nice day!でもネイチャーデンジャーギャングでも僕がバンドに対して感じている魅力は、やっぱりバンドとして、集団で「これを表現する必要と理由がある」と感じた時に強いです。

 

バンドでも、劇団でも、お笑い芸人でもなんでも

集団で、グループで何か1つのことを成し遂げようとしていることに付随する魅力っていうのは、あれはなんなのでしょうね。

表現活動をしようなんて言う人はきっともともとエゴも個性もすごく強いと思います。

そんな人たちが集まって、一つのことを目指しているという環境それだけでかなり奇跡的なことが起きていると思います。

仕事や会社という環境でなら、目的にするものがある程度わかりやすい。売り上げとか金額とか、同時にこれが手に入れば達成となることが明確になっている感覚がある。

しかし表現活動において、たとえ2人組でも、相手の考えていることが自分の考えていることとやりたいことが目指しているものと100%一致するなんていうことはありえない。だからメンバーの間には常に目標の設定と、その途中にある判断との妥協点(合格点)が存在しているはずで、バンドにおいてはそれは楽曲だったり作品であると思うのです。

自分にとっては100点の曲ではないかもしれないけれど、他のメンバーが100点として出してきたものだから、そこに寄り添うことにした覚悟とかそれでも譲れないものとか。そんな葛藤も垣間見えたり。

ゆえに、多種多様な価値観を持つ集団の中で全員の合格点とされた表現がつまらないはずはないと思う。

だから2人組以上の人たちが表現した作品はすべて奇跡の産物だと思います。

そこに「つまらない理由」はないはずです。

それでもたまにクソみたいな表現もあるのは、その全員の合格点に向かうまでの姿勢がメンバー内で一致していないから起きるという簡単な答えも見つかります。

だからこそ合格点が一致したものにつまらないものはないという考えです。

だから、バンドにおいての作品はメンバーがいる以上メンバーの合格点が一致しているかどうかがすごく重要な気がするのです。

 

 

そんなときに、僕は自分のバンドことを考えます。

僕のバンドSensitive Brothersは5人組。

僕以外はすごい腕の演奏者がそろっています。僕はそんなメンバーに自分の曲を覚えてもらって演奏してもらって時間を使ってもらってという負い目と引け目があります。

だからメンバーには「演奏すること」以外には求めないように、事務的なこととかスケジュールの調整や録音や演奏の仕事をとってくること、作詞と作曲とアレンジまですべて僕が行っていました。今度の自主企画や、年末に向けてのレコーディングにかかる費用に関しても末べて僕が費用を捻出しています。

でもこれでは、もしかしたら志を同じくして一つの物事や目標に向かっていることにはならないのかもしれず。僕がやりたくてやっていること、やりたくて始めたバンドなのだから僕が好きなようにやればいい環境は作ってみたけれど、このやり方では「志を同じくしている魅力」は生まれづらいのではないかと思い始めてちょっと苦しくなってきました。

僕は自分の曲をメンバーに演奏してもらっているだけなのではないか。そしてメンバーは演奏すること以外のリスクが「時間を使う」以外に存在していないという環境が、付き合ってあげている意識につながり、果たして僕が目指すバンドとしての音の出来上がりと一致することはあるのか、なんていう不安があります。

 

僕はただでさえ活動に際して変なものを引き込んでしまう運の悪さがあって、エンジニアが作業を放り出すスタジオにあたってしまったり、予約したスタジオが閉鎖することになってせっかく組んだレコーディングのスケジュールが白紙になってしまったり。

そんなときでも、何とか修正した完成にまでこぎつけたり、新しくスケジュールを組みなおしてまた完成までの道筋をつけたり。

何事もすんなりと予定通りに進むことはありません。自主企画のライブを企画してスケジュールを作ってスタジオを借りて、レコーディングのための段取りを組んでみても、メンバーの虫垂炎の手術が決まってばらしにしたりもしました。

みるみるうちにお金もなくって行きます。

 

そういう壁が来るたびに僕は自分に対してそんな苦しい思いをしてまでもやりたいことなのか!?を自問します。そのたびに僕は「それでもまだやりたい!」を自答します。

 

活動を続けるにあたり、活動する理由が「自分がやりたいから」以外にないのに、長く続ければ続けるだけ、お前はそれでもやりたいのか?やれるのか?という命題が降り注いできます。

 

だから、いまグループで活動している人たちへの強いあこがれと尊敬があります。

お笑いで天下をとってやると意気込んで養成所に入ったお笑い芸人のうちプロになれるのは一握りでしかもプロになってからも日々毎日それでもやれるのかと問われ続けるのが芸事の世界であると思います。

僕はもう32歳だし若くもないから、若さが素晴らしさになるような表現はもうかなり厳しい。安全な場所から安全な範囲での活動しかできないことのコンプレックスもあります。 自分の才能と能力をやみくもに信じることでしかモチベーションを作ることができない。

 

本当は、一生やるからついて来いと言わなくちゃいけないし、その幻想を見させてあげるのがプロであり表現者なのでしょうと思います。

「いつまでできるかわからないよ」を盾に活動に価値を持たせるなんて最低な行為だとも思います。でも事実だし、それでも僕はやりたい。

自分のバンドで自分の曲を演奏して、多くの人に聞いてほしい。

だから、無理やりにでもグループを形成して、志を1つに向かうように尽力します。欲張りだけれど、僕はその評価だってほしい。

僕たちのバンドは、僕がその環境を作り出してしまってけれど、僕のやりたいことをメンバーがサポートしてあげたいと思うかどうかという目的は実は共有できていたりします。

メンバーもその行為の中に演奏やアレンジの活動の楽しさを見出してくれていると思います。僕自身は、人の作った曲を演奏することよりも自分のものを演奏するほうが楽しいので、人のものを演奏しても楽しいという気持ちがあまりうまくは理解できないけれど、そういうモチベーションもあるようです。

だから僕はメンバーのモチベーションを保つことだって僕がやる! 僕が、みんなに自分の夢に付き合ってもらっている感覚は、たぶん僕の性格的に一生抜けないし直らないと思う。だとしたら付き合うことも楽しいと思えるような、そんなモチベーションを作る。

 

なので、無理やりですが僕たちのバンドにも志を同じくしているための努力がある。

そこに、志を同じくしている表現を、魅力を見つけてくれたらとてもうれしいです。

 

そんな僕のバンドSensitive Brothers 自主企画「Me-Me-Me-!!!」 公演詳細は

 

2016/11/17(木)

Sensitive Brothers Presents vol.2 「Me-Me-Me-!!!」

時間:19:00 開場 / 19:30 開演

料金:前売2000円当日2500円 (+1ドリンク)

会場:渋谷 TSUTAYA O-nest  (東京都渋谷区円山町2-3 O-WESTビル6F)

出演:

・Sensitive Brothers

・チームマモル2(nhhmbase)

・ELMER

 

プレイガイド

ぴあ:Pコード【311-976】

ローソン:Lコード【70500】

ぴあ・ローソン・e+・nest店頭にて2016年10月8日(土)から発売開始です。

 

各バンド予約も可

 

お問い合わせ: O-nest 03-3462-4420

 

 

◯タイムテーブル

19:30〜20:10 ELMER

20:20〜21:00 チームマモル2(nhhmbase)

21:10〜22:00  Sensitive Brothers

 

Sensitive Brothersバンド予約はメールninja-bu@hotmail.co.jp まで。

来客多数の場合、場内への入場順はプレイガイド前売り券→バンド予約→当日券の順に入場になるとのことです。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

ほんの小さな夜の出来事が、未来の誰かの疎外感になりますように。

Bookmark this on Google Bookmarks
LINEで送る
Pocket


sSOUND

0VIDEO

ttwitter