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2016.05.11.Wed

珍しさとは自己申告

こんばんは、大竹です。

 

ここ2週間、僕にとって珍しいことがたくさん起きた感覚でそれを諸々書こうかなと思ったのですが、

珍しさの感覚というのは人それぞれで、そして出来事がどれくらい珍しいかというのは比較対象とする「通常」の感覚が自分の日常に起因している限り誰にも理解してもらえないものなので、果たして自分にとって「珍しい」ことを他人に対して証明するのは意外と難しいのだなと思いました。

先日珍しいことがあってね、と初めて見ても人間が生活している中で起きる可能性が低いことであればそれは珍しいこととして「想像」はしてもらえるだろうけれど、自分が感じている「僕の人生でこんなにも珍しいことが!」という感情と同じようにはやはり感じてもらえないと思いました。

珍しいことがたくさん起きたので発表してみようかなと思ったのだけれど、珍しさは独りよがりだと自分で思ってしまった時に、僕の「ご存知面」がどうにも恥ずかしくなってしまって、自意識過剰って難しいねという気持ちです。

 

そんなまったく無駄な自意識を前提に読んでもらったうえで、「僕の珍しい2週間」を箇条書きにするので想像と共感をお願いします。主に伝えたいのは次の「ゴールデンラジオ」のことですが。

 

 

 

○文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」音楽制作を担当しました。

「こんな商業音楽、何も良いと感じない」

 

これは、Sensitive Brothersが先日某スタジオでレコーディングをしたときに、エンジニアの方に言われた言葉です。

僕たちのバンドは、2016年5月10日からオンエアになります文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ」のテーマソング(オープニング、エンディング以外にもジングルや交通情報の裏のBGMなど全11曲)を担当することになりました。

思いっきりコネ仕事なので多くのミュージシャン音楽家の人には申し訳ないですが、、、

番組プロデューサーが難読あ僕のバンドのライブを見に来てくれていたのと、僕自身も番組の立ち上げの時から関わっているので、番組の雰囲気や必要とされるものについても明るかったのと、何より予算がかからず曲を作れる身内の人という条件にも合致したので、引き受けさせていただきました。

4月中にデモを作って放送局のチェックを受けて、4月末にレコーディング、5月アタマの納品に向け楽曲を制作していました。

2連日のレコーディングで、初日にレコーディング、2日目に残りとミックスという段取りだったのですが、2日目が始まったところでスタジオエンジニアの方に言われました。

「俺はこんな商業音楽をなにも良いと感じない。だからそんな人間がミックスをしたっていいものは出来上がらないから、俺はミックスを出来ない」ということで、ミックスを放棄したので、未ミックスの音源データだけをもって放り出されてしまいました。

納品のしめきりは3日後に迫っていたので困る旨を伝えてなんとかやってもらおうとしたのですが、「そのしめきりという考え方が商業的で、音楽をつくるという志じゃない。ここはそういう人たちのためのスタジオじゃない」とまったく取り合ってもらえませんでした。

とてつもない怒りがこみ上げたのですが、それにへこんでいるヒマもないままにしめきりは迫っていましたので、そこから自分たちで出来るものはメンバーでミックスをして、最終的なマスタリングだけを別のスタジオを見つけることができ、先日なんとか納品することができました。

担当してくれたエンジニアの方には今回のことをすべて話して「助けてくれ」という話をしました。 なんとか仕上げるというミックスでしたので、極限までは追い込めなかった部分もあるでしょうから、100%の力量のお仕事ではないかもしれませんのでお名前を出すのは控えますがとても感謝しています。助けていただいてありがとうございました。

こんかいのことで 僕はもうスタジオとかエンジニア恐怖症みたいになってしまっているので、今後自分のバンドのレコーディングをするときはもうこのミックスをやってくれた方にお願いしようかなと思います。それぐらい素敵な方でした。

 

今回の企画は確かに、放送局のテーマソングですし製作費を含めて少額とはいえギャラももらっている仕事なので、商業音楽と言えなくはないものではあります。 だからといって僕は自分が作った曲をカッコいいと思っていたし愛着もあったし、そんなことを言えるいわれはありません。気にしなくていいことだとは思うのですが面と向かって「お前の音楽は商業音楽だから何も感じない」という言葉は、傷つかなくないことはなくて、、、 言葉の呪いに苦しんでいます。
今回は2連日の合宿レコーディングだったので僕も大変浮かれていて、初日はレコーディング風景を撮影(自撮りまで!)するくらいまでテンションあがっていたのに、2日目の始まりにこのような状況になりその落差も、気持ちの落ち込みを激しくしています。 なのでこの記事での写真などのアップはなくします。ごめんなさい。

 

 

とはいえ! 納品は無事にすませ、音源の上のパーソナリティの言葉も重なったりして、2016年5月9日より、毎日僕の作った曲がオンエアされています。

 

採用になったのは、

オープニング

エンディング

メール紹介時に流れるBGM×2曲

ジングル×6曲

 

です。

商業音楽という言葉の呪いはあるけれど、僕は自分が作った曲をカッコ悪いとはどうしても思えなくて、どれも愛着のある曲に仕上がっています。

番組は毎週月曜~金曜 13:00~15:30 AM1134文化放送にて 放送されています。

上記の10曲はなにせ毎日流れますので、お暇な時でも、ヒマじゃない仕事中でも移動しながらradikoで聞いたり、あるいは社用車のなかで聞いたり、平日が休みになったり何かの理由で実家にいるときにふとラジオでも聞いてみようかなとなったり、いろいろなタイミングで聞くチャンスはありますので、ぜひ聞いてみてください。

 

ラジオ番組の音楽制作をすること、曲を作ってレコーディングすること、エンジニアに鬼のような否定をされて地獄のような制作スケジュールになったこと、など含めて、僕的には「珍しい」ことでした。

 

 

 

○駅の改札口で、小学校の同級生のお母さんに18年ぶりに遭遇した。

僕は一応結婚をしてまして普段は結婚指輪をはめているのですが、3日前の夜、駅のトイレで手を洗う時に指輪をはずしてポケットに入れて、改札を出てからまたはめようとポケットから取り出した時に誤って指輪を落としてしまい、指輪はそのまま転がって改札の前で昼にお菓子を販売しているワゴンの下に入り込んでしまいました。

焦ってワゴン車を動かそうとしても一応お店の人の許可を取らなくてはいけないので、輪ワゴンを管理しているであろうお店の中の人をガラス越しに呼びながら、自分はワゴンの前に這いつくばって指輪を確認したり、手を伸ばしたりしていると

「りょうたくん!?りょうたくんじゃない!?」と頭の上から声がかかって、見ると、小学生の時に同じクラスで仲の良かった鈴木君のお母さんが僕を見つけて声をかけてくれました。

鈴木君とは中学で離れてしまったので会う機会もごくたまにしかなく、ましてやそのお母さんとは18年間会っていなかったのによりにもよって駅前で改札に這いつくばっているところを見つかりました。

「何してるの?」と聞かれて「いや結婚指輪がワゴンの下の落ちちゃったんですけど」と返すも「結婚してたのおめでとう!」と昔話も兼ねなくてはいけなくて、すごく話がややこしくなってしまって大変でした。

 

指輪を落とすのも初めてだったのに、それを18年ぶりに会う鈴木君のお母さんに見つかるというのもすごいなと思い、珍しいことだなと思いました。

しかし鈴木君のお母さんはよく僕に気が付いたと思う。

 

 

○iphoneにウイルス入る

もう初期化して無事に復元したのですが、iphoneにウイルスが入ったようでした。

僕はsoftbankのiphoneを使っているのですが、僕のアドレスからスパムメールが登録アドレスに送信されるという謎の現象が起きました。

でも送信フォルダにも残っていないのでおそらくそういうプログラムを含んだウイルスが入ったのではという判断になりまして、すぐにメールアカウントを削除してiphoneを初期化しました。

ダウンロードしたアプリなのか見たサイトなのか、何かの添付ファイルなのか原因はわからなくてすごく不安なのだけれど、たくさんの人に迷惑をかけたし申し訳ない気持ちになりつつ「iphoneにウイルスってある?」というなんで僕だけこんなことになるのだという気持ちになりました。

 

 

○取引先の人の息子のギターの買い物に付き合ってあげる。

僕がバンドをやっていることを知っている仕事上の立場が上の人が、「自分の息子がギターを始めたがっているのだけれどどんなものを買えばいいかわからないから、買い物に一緒にいってあげてほしい」という要望を受けて断ることも出来ないので、ゴールデンウィーク中に高校1年生の息子さんと一緒に新宿にギターを買いに行ってきました。

僕は事前に予算はトータル10万円と聞いていたので、Fenderジャパンのストラトキャスターかテレキャスター(7~8万円)の中から好きな色を選んでもらって、余った額でケーブルやらアンプやらを取りそろえるという算段をつけていました。

ですがいざ当日息子さんと集合してみたら、息子さんは息子さんでギターの上手い友達、というのを連れてきていて、さらには予算は15万円と言われていました。

とりあえず僕はフェンダーのものを進めたのだけれど、その友達のほうがガッツリとしたGibson信者だったので、早々に僕のFender案は棄却され、結果GibsonのSGを買っていきました。もちろんGibsonSGは確かに超良いギターだけれど、僕はヘッド落ち(ギターのボディよりも先端部分のほうが重いので担いだ時に先端が下に下がってくる現象。左手で落ちないようにネックをさせながら弾かなくてはならない)が心配で1本目に選ぶには少しハードル高いんじゃないか?という意見もしてみたのですが、実際に友達に試奏してもらって(カッコ良かった)「僕はヘッド落ち感じないですけどね」という一言で決まりました。

良いギターも買えたし、本人も親御さんも結果喜んでいたからいいのだけれど、あれ?僕はいなくても良かったんじゃない?という思いは少なからず残りました。

 

 

○ツイッターで注目していたおじさんに新宿で遭遇

そのギター買い物をしているときに、まさに僕だけが驚いたことがあって。

僕は結構前からおじさんへの抗いとか恐怖とかおじさんの醜さにすごく敏感になっていて、このブログでも強く主張しているのだけれど、

最近はツイッターで、アイドルとか女性シンガーとかAV女優とか、いろいろな女性に気持ち悪いリプライを送るいろいろなおじさんの言動を反面教師として勉強させていただいています。

なかでも一番キツいなと思っていておじさんが、自撮りで「今日はこの格好ででかけまーす」とツイートしていたのを見た15分後に、バッチリその服を着たおじさんを新宿で見かけました。 前日にツイッターを散策していたら偶然見つけたその人がどこ出身で在住なのかもわからなかったのに、それをもう今日新宿で実際に見ることができるという奇跡的なタイミングに驚き感動したりしていたのですが、ギターの買い物中(僕のFender案が却下され中)の出来事だったので、それを偉い人の息子さん相手にするには僕の感情と経緯が複雑すぎてどこにも伝えることができなかったので、ここに書くことにしました。

 

 

 

 

 

となんだかたくさんの珍しいことが起きた感覚なのですが、これが珍しいかどうかは僕以外の誰にも厳密にはわからないので、「こんなこともあるのだなぁ」と共感と想像をしてもらえれば幸いです。

 

とにかく、「商業音楽」とされた自分の曲の弔い合戦の意味も含めて、商業音楽とはとても呼べないような爆音演奏できる機会を設けたいと思います。

次にライブをやることになった際は今回の曲も演奏しますので、その際はぜひお越しください。

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  • Madoka Watanabe

    その爆音演奏、熱いですね。聴きに行きたいです。
    衝動って感じ、、うまく言葉に換えられないけれどもうカッコイイ予感がします。

  • Makiho Sekiuchi

    この前の渋谷のライブは、ライブがあったなんで存じ上げなくて行くことができず、めっちゃホゾを噛み、地団駄を踏み、このページがすぐ開けられるようにインターネット設定したくらいです。次回のライブ、楽しみにしています。
    商業音楽、結構じゃないですか。逆に、お金にならないのに(大人が)作る価値ってあるんですかね? と思いました。負けないでください!

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